YouTubeの台本作りについてもっと知りたい!!
基本的な内容『タイトル→挨拶→導入→本編→まとめ』は理解したけど、何か普通で物足りない。
YouTubeを頑張ると決意して、魂を込めて作った動画
もしくは、自分の作った台本が使われている動画
視聴者の方たちには最後まで見て欲しいですよね。
そして、皆さんご存知でしょうか?
動画を最後まで見てもらうためには、はじめの『約1分30秒』挨拶→導入の部分(興味付け)と呼ばれる箇所がとても重要で、結果を出しているチャンネルはここに全神経を注いでいると言っての過言ではありません。
知らなかった人や、何となく聞いたことはあるけど復習したい方は、この記事を最後まで見ることをオススメします!!
私の友人のYouTuberは『企画を真剣に考えて、毎日毎日を撮影して投稿』を続けていました。
あんなに時間をかけて作ったのに、結果はついてきませんでした。
もし、この記事の内容を知らずにあなたもYouTube動画を毎日投稿、もしくはあなたが作った台本を使ったとしても、伸びる可能性は低いでしょう。
なぜなら、どれだけ企画や内容、編集が良くても、動画のはじめ30秒で離脱されてしまうと、視聴者はあなたの作ったコンテンツの内容を見ることなく、次の動画に行ってしまいます。
そんな現実、受け入れられますか?
そこで今回の記事は、動画視聴率を上げるための興味付けが業界トップレベルの『イングリッシュおさる』の挨拶→導入の約1分30秒〜2分を分析しました。
初見では怪しく思えてしまうイングリッシュおさるさんですが『圧倒的な結果を出している本物のYouTubeマーケター』です。
動画の分析から、イングリッシュおさるさんの動画には『PASTORフォーミュラ』という、動画の興味付けでは最強の型(テンプレート)が使われていることが分かりました。
そのテクニックを友人教えたところ、その次に出した動画でチャンネル登録者がなんと2倍の200人になったんです。
そして、この最強の型は誰でも真似することが出来ます!!
この記事を最後まで見て『PASTORフォーミュラ』を使いこなし、あなたやあなたが手伝っている人の動画が最後まで見られ、拡散され、YouTuberとして収益化できる未来を手に入れましょう!!
イングリッシュおさるって怪しい人?
イングリッシュおさるさんは全く怪しい人ではありません!!(笑)
元英語教師のYouTuberで2020年にYouTubeへ参入
YouTube開始1年半で月商3.6億円、3年半で累計25億円を売り上げている YouTubeマーケターです。
イングリッシュおさるさんの事業の内容は2つ
① 英語スクール事業
② Webマーケティングスクール事業
YouTube動画をメインに、SNSを駆使したコンテンツ販売や集客が得意です。
怪しいどころかとっても努力家で、主宰されているスクールは1000名以上の方が参加しており、世の中に必要とされているのがよく分かります。
累計動画再生回数は2600万回再生!!
そんなおさるさんが動画の冒頭で使うPASTORフォーミュラについて解説していたいと思います。
【視聴維持率UP】PASTORフォーミュラとは?
コピーライティングの技術で動画の視聴維持率を向上させる最強の型(フレームワーク)です。
構成を考える必要がないため、初心者でも使用することが出来ます。
PASTORフォーミュラ6つの要素
6つの要素から構成されているこの型は、①〜⑥の順番に当てはめることで効果を発揮します。
①Problem (問題) |
ターゲット(読者)が抱える具体的な問題を明確にする 【狙い】→ 読者の関心を引きつける |
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② Amplify (拡大) |
問題が放置された場合の深刻な結果を強調 【狙い】→ 読者にその重要性を認識させる |
③ Story and Solution (ストーリーと解決策) |
自身や他者の経験を通じて問題を共有し、その解決策を提示 【狙い】→ストーリーによって感情的な共感を生み出し、読者とのつながりを強化する |
④ Testimony (証言) |
他の人々がその解決策を試した結果を示すことで、信頼性を高めます。 【狙い】→読者に対する説得力を増す |
⑤ Offer (オファー) |
視聴者に対する具体的な提案やオファーを提示 |
⑥ Response (レスポンス) |
最後に、読者に具体的な行動を促すメッセージを提供します。例えば、「この動画を最後まで見て」といった明確な指示が効果的です。 |
【丁寧に解説】おさるさんの動画冒頭1分30秒を分析
【タイトル】中学英語完全攻略
再生回数は411万回のとんでもない動画を分析していきたいと思います。
それぞれのパートのに分けて動画を編集しています。
動画を見る→文字起こしを確認する→私の考察をみる
の順番で見ると理解が深まるかと思います!!
① Problem(問題)
① Problem(問題) | 皆さん、いきなりですが質問です。
皆さんが英語ができない理由は何だと思いますか? 今このように考えてしまった方、残念ながらどれも違います。 |
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【意図を考察】
イングリッシュおさるさんの動画は、英語をこれから学びたい人や、もう一度学び直したい人が対象です。
そして中学英語は、ほとんどの人が学校で学んでいるのに英語が話せない。
①の問題の具体化では
「視聴者がなぜ自分は英語を話すことが出来ないのか」
この問題を表面化させていると思われます。
さらに、質問形式にすることで自分毎だと強く認識させることが可能
② Amplify(問題の拡大)
② Amplify(拡大) | 僕は今まで、英会話やリスニング発音向上法を紹介してきましたが、英語学習を始めたばかりのあなたにとっては、僕が教えたことを取り組めるところではないというのが、正直なところではないでしょうか?
そう指導していくのは、英語学習を始めたばかりの人が一番最初に学ぶべき中学英語で、この中学英語は理解できないという問題を放置しておくと、英会話、リスニング、発音を鍛えても効果が全くないどころか、皆さんの貴重な学習時間を全て無駄にしてしまうことになります。 |
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【意図を考察】
文章を噛み砕いて、おさるさんが伝えたいであろうことを抽出してみたいと思います。
共感から入る
うん!分かってるよ。
正直、他の動画を見てちょっと英語を勉強するのはハードル高いんじゃないかって思ってるよね。
でも今回の内容は中学英語だから安心して。初心者はここから勉強するから
しかも、中学英語を勉強せずに放置しておくと、どれだけ勉強したって時間も無駄になるからね。
② 問題の拡大では
視聴者の気持ちに共感しつつ、中学英語を学ばないとこれからの勉強が無駄になることを忠告している
②の『問題の拡大』で出てきた『共感』はYouTube台本や文章を作る(コピーライティング)で場面で今後とても重要になります。
何故なら、chatGPTやAIツールを使用して簡単に文章を書くことが出来ようになっているからです。
世の中にはAIが作成した同じような文章が大量に出回るでしょう。
AIは人間のリアルな感情(共感)を理解することが出来ません。
そんな文章で人の心を動かすことができるでしょうか?
もしこれからライティングを学ぶのであれば、共感ライティングについて書いている、この記事に目を通してみてください。
③ Story and Solution(ストーリーと解決策)
③ Story and Solution (ストーリーと解決策) |
でも安心してください。
今日の動画で中学英語を9割以上完璧に理解することができます。中にはこの動画をきっかけに短期間で英語が上達する人が出てくるかもしれません。 僕も以前は、大学1年に英語を学習した時は中学英語すらわかりませんでした。 今はもちろん全て理解し英語を第二言語として完全に習得しています。 |
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【意図を考察】
ここではおさるさん自身の体験談と地獄から天国へのストーリーが語られています。
②の問題の拡大では『もしかしたら勉強が無駄になるかもしれない』という視聴者がもっとも恐れていること(地獄)を話しているため
『安心してください』
このワードは心に染み渡ります。(笑)
そして、この動画を見ると自分は
『中学英語を9割も理解できる』
『短期間で英語を話すことができるかもしれない』
という理想の未来(天国)を提示しています。
自身のストーリーと解決策を提示しつつ、②の問題の拡大→③ストーリーと解決策で地獄と天国を見せていることにも注目しておきたいですね。
④ Testimony(証言)
④ Testimony(証言) | 僕が指導してきたレッスン生も英検3級から3ヶ月で英検2級に合格。
10年以上の英語のブランクがあるにも関わらず英検3級から2ヶ月で英検2級に合格。 英検準2級から1ヶ月半で英検2級に合格。 3ヶ月の学習で英検で英検2級に合格し、最近のもう3ヶ月後には英検準1級に合格した主婦の方もいます。 |
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【意図を考察】
④ Testimony(証言)なので
ここでは、おさるさんに英語を教えてもらった受講生の実績紹介です。
①→②→③と積み上げてきた内容にさらに、実績が証拠としてが整ったことで信頼性が大幅にアップします。
⑤ Offer(オファー)
⑤ Offer(オファー) | これだけ今日の中学英語はあなたの英語学習の礎になります。もしこの動画を見てるあなたが中学英語を理解して
英語学習の良いスタートを切りたい。 と思っているのであれば (もう見ない理由が無くなっている) |
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【意図を考察】
この動画はあなたの英語学習の礎になる
これだけ実績を出している僕が言っているんだから間違いないよ。
そして、この動画を見た方がいい人について触れることで、視聴者は完全に自分のことだと確信するでしょう。
もうこの時点で動画を見ない理由がなくなっていることが分かります。
⑤ Offer(オファー)なので
目的はチャンネル登録や公式ラインに登録をしてもらうことになると思います。
そのためには、動画を最後まで見てもらい『イングリッシュおさるはすごい人だ』とファンになってもらう必要があります。
しかし、このおさるさんの動画ではよくある『この動画を最後まで見て』というワードがでてきません。
これはもう言わなくても『見ない理由がなくなっているから』+次の⑥ Respons(レスポンス)で本の紹介(アフィエリイト)訴求をしているからだと感じました。
短い間隔で行動の訴求を重ねてしまうと営業感たっぷりになってしまいますので、注意してください。
⑥ Response(レスポンス)
⑥ Respons(レスポンス) | 今回は中学英語の授業1億人の英文法を主に参考にさせていただきました。
ぜひ気になる方は手に取ってみてください。 それではスタートします!! |
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【意図を考察】
この動画がよかったと感じた人は、おさるさんが参考にした本がとても気になりますよね。
探すのが面倒くさいですし、ほとんどの方が概要欄を確認するでしょう。
そして今回参考にした本のアフィリエイトリンクが貼られており、レスポンス通りに手に取る視聴者もたくさんいることでしょう。
まとめ
動画視聴率を上げるためには、動画冒頭の1分30秒が重要!!
YouTube台本(興味付け)はイングリッシュおさるを参考にしましょう。
PASTORフォーミュラは6つの要素から成り立っている。
① Problem(問題)→ ② Amplify(拡大) → ③ Story and Solution(ストーリーと解決策)→ ④ Testimony(証言)→ ⑤ Offer(オファー)→ ⑥ Respons(レスポンスの順番で文章を構成する
どの要素も視聴者の目線になって考えることが必要になります。
どんな悩みを持っていて
どんな経緯でこの動画に辿り着いて
どんな感情でこの動画を見ているのか?
そして、どんな理想未来を手に入れたいのか?
視聴者の気持ちに共感したYouTube台本を書くことが出来るように、他者理解や自己理解の能力を意識的に上げていきましょう。